窒化・軟窒化技術用語辞典

HOT LINE UP

ラミーレオロジー粘度計

レオシス社 メルリンVR
回転式レオメーター

ラミーレオロジー粘度計

ラミーレオロジー粘度計

セコニック振動粘度計

セコニック振動粘度計

ユーロサイエンス恒温槽

ユーロサイエンス恒温槽

ヘラー社製 リフローシステム マーク5

ヘラー社製 リフロー
システム 「マーク5シリーズ」

HOT LINE UP

エネルギー管理用排ガス分析計

ガス燃焼式熱風発生装置 スタンダード・エア・ヒーター

エネルギー管理用排ガス分析計

化合物層厚さシミュレーションソフトウェア分析計

高性能低空気比空気加熱用バーナ

高性能低空気比空気加熱用バーナ

高速ジェット工業炉バーナ

高速ジェット工業炉バーナ

窒化処理総合計測・制御システム

窒化処理総合計測・制御
システム

窒化シミュレーション

窒化シミュレーション

エネルギー管理用排ガス分析計

エネルギー管理用排ガス
分析計

AH エアヒートバーナ

 

概要と特徴

エクリプスエアヒートバーナは、初の本格的に空気加熱専用に開発され、以来今日にいたる30年以上、世界のユーザーから高い信頼を得てきた、名実ともに空気加熱バーナの代名詞的な存在のバーナです。これはとりもなおさずエアヒートバーナの完成度の高さの証であり、また今日の環境問題を含む多様なニーズにも応えてきた事実は、開発当初の設計の先見性の深さを示したものと考えています。40:1の大きい絞り幅、低NOx、低CO 排出濃度、比類のない着火安定性、保守の簡易性など、多くの特長をくみこんでいます。さらに、モジュール構造を採用しているので、ダクトの形状と必要燃焼量とから温度分布のよいバーナ配置ができ、低エミッションでしかも豊富な実績に裏打ちされた安心で最高の信頼性をもつ熱風発生装置を容易に実現することができます。

構造

エアヒートバーナは、線( ライン)状のガスマニホールドから出るガスの流れに燃焼空気が段階的に供給されます。燃焼量が最低付近になると、特許の逆止弁が作動して、ガスに空気が混入します。この結果、マニホールドの内圧が保たれるので、バーナの全域に亘り、火炎が途切れることなく、高ターンダウン比( 絞り幅)を得ることができます。パイロットバーナはバーナキャスティングに一体化されていて、内部で燃焼空気と予混合され、確実で信頼度の極めて高い点火性能を実現しています。

 

燃焼容量と主な設計データ

1フィート(300mm)当たりの最大燃焼量*1 960kW
フィート(300mm)当たりの最小燃焼量 24.5kW
パイロットバーナ燃焼量 2~4kW
ガス入口圧力 天然ガス
プロパン
ブタン
560Pa
25Pa
25Pa
最大火炎長 1100mm
プロセスガスバーナ通過風速 2.5~30.5m/秒
同推奨範囲 5~20m/秒
バーナ上流側プロセス空気温度 AH
RAH,RAH-O
40℃
400℃
バーナ下流側プロセスガス温度 815℃
燃料 LPG、LNG、都市ガス、COG、その他
火炎監視装置 フレームロッド、紫外線式
混合方式 メインバーナ
パイロットバーナ
ノズルミックス
予混合
点火方式 パイロットバーナ(バーナ本体組込み)
用途 空気加熱炉、熱風発生炉、脱臭装置、予熱炉

*1 バーナー200mm 下流側プロセスガス圧力とバーナエアーマニホールドとの燃焼空気の圧力差250Pa時の
最大可能燃焼量です。

機種構成

エアーヒートバーナのサイズはノズルの長さによって決まります。必要な燃焼量(したがってノズル長)が決まると燃焼室の断面形状に最適化するように、幾何的な形状のモジュールを組み合わせます。このモジュールには、直線形状のストレートAH と、T 字形のTAH、および十字形のクロスCAH の3種類があります。ノズルの総延長が、ストレート型は、約150(1/2)、300(1)、450(1.5 フィート)mm の長さの3サイズがあり、T 型は450(1.5)、クロス型は750(2.5) の各1種です。バーナの全体のアセンブリーには、燃焼空気の供給方法で3種類あります。ファンを自装するAH(TAH,CAH) 型、燃焼室外よりダクトをつなぐAH-R(TAH-R,CAH-R)型、燃焼に必要な酸素をプロセス空気より取り込むタイプのAH-O(TAH-O,CAH-O) 型があります。

サイズの例:
(標準サイズ範囲のRAH およびTAH-R モデル)ここに必要な燃焼量や形状が記載されていないモデルについてはお問い合わせください。

最大燃焼量 ノズル長
サイズ kW フィート
40RAH 116 0.5
80RAH 232 1
120RAH 348 1.5
160RAH 464 2
200RAH 580 2.5
240RAH/T 696 3
280RAH/T 814 3.5
320RAH/T 930 4
360RAH/T 1046 4.5
400RAH/T 1160 5
440RAH/T 1279 5.5
480RAH/T 1395 6
520RAH/T 1512 6.5
560RAH/T 1628 7
600RAH/T 1744 7.5
640RAH/T 1860 8
680TAH-R 1977 8.5
720TAH-R 2093 9

 


モジュール3種の形状
ah ah ah
ストレート(AH)形 T(TAH)形を上下に接続 クロス(CAH)形

燃焼空気の供給方法による3種の基本アセンブリー

AH AH AH
燃焼空気ファンを自装する AH型
(AH)
燃焼空気ファン別置きするR型
(RAH)
燃焼空気ファンを使用しないO型
(AH-O)