Mバーナ
概要と特徴
先進の強制通風方式バーナでバーナブロワの動力および騒音を低く抑えながら炉圧の高い場合の用途にも適合します。ガス及びオイル(灯油~C重油まで)の専焼タイプと切り替えて燃焼させるタイプがあります。すべての配管制御機器はパッケージ化され、バーナにマウントされています。したがってオイル燃焼の場合にも供給配管及び戻り配管を接続するだけで燃焼させることができます。また、バーナブロワハウジングはヒンジ式のため、ノズル部、火炎監視装置、パイロットバーナ等をメンテナンスする際にも、電気配線及び燃料配管を外さずに行うことができます。
ガス及びオイルについて適正な空気比を保ったまま比例制御されます。オイル専焼タイプの場合にも、将来の拡張のためにガスマニホールドが標準で付属します。オイルメタリングバルブは燃料の温度及び粘度の影響を受けずに正確に流量を制御します。霧化方式は低圧空気噴霧方式を採用しています。
操作盤を自装しているタイプと端子ボックスを自装したタイプがあります。
主な仕様
類別形式
霧化形式:低圧空気噴霧式燃料種
燃焼空気供給方式:強制通風式(ブロワー自装)
燃料燃焼方式:混焼式
燃焼制御:比例制御(カム方式)
気体:LPG、LNG、都市ガス、COG、 消化ガス、 高濃度水素ガス、他
液体:灯油、A重油、B重油、C重油、廃油、アルコール、他
用途
一般燃焼炉、ロータリーキルン、焼却炉、熱風発生炉、脱臭炉、廃液処理、他
機種構成
出力による区分 燃料による区分 炉圧による区分 |
13機種 |
最大出力範囲
407kw~3,052kw
最大燃焼出力容量と各動力モーターの容量
注)
- 燃焼量は海抜600m以下を基準にしています。他の高度での燃焼量、ブロワーおよびモータのサイジングについては、当社にご相談ください。 374Paまでの燃焼室圧力の場合にはS型を、996PaまではP型のブロワーを使用してください。他の燃焼室圧力でのご使用については、当社にご相談ください。
- ガスは高位発熱量3.7MJ/m3 N比重0.6、油燃料は39MJ/m3 を基準にしています。