SE-O2 酸素センサ
概要と特徴
Stange社(独)SE-O2は、コンベクション管(別売)を炉内に直接挿入し、炉気の酸素濃度(体積)を測定する直接挿入型(In-Situ)酸素センサです。独自の設計で外部参照エア供給装置が不要で、また機械式ポンプなどを使用しないので保守が最小化します。主に窒化炉・軟窒化炉の熱処理に用いるよう開発されたセンサです。耐真空なので、真空引きする炉にも安心して使用が可能です。
○ 参照エア供給装置不要
○ 耐真空で、真空引きも可能
○ コンベクション管を用いて直入式計測
○ ジルコニア式酸素濃度原理で信号処理が容易
○ 窒化系付帯熱処理炉雰囲気測定に最適
主な仕様
測定ガス圧力 | 10-2Pa~1.5MPa(絶対圧) 10-7~10-2の間の使用には、発注時確認が必要 |
耐圧 | (耐真空)~1.5MPa(絶対圧) |
測定気体組成 | 汚れ、腐食性がなく、センサ内に堆積すること がないこと。 |
酸素測定範囲 | 0~100% |
測定誤差 | 読み値の±5%未満 |
出力 | ジルコニア電解質起電力(DC)、 -1200~0mV/0~20.7vol% O2 0~35mV/20.7~100vol% O2 |
内部ヒーター温度 | 750℃ |
応答性 | 20秒 |
暖機時間 | 約20分、ただし周囲温度に依存 |
接続 | KF40、真空フランジ、DIN 28403/ISO 2861 |
周囲温度 | 最低0℃~最高40℃(屋内) |
相対湿度 | 80%以下、結露なし |
保管温度 | 最低-10℃~最高60℃、湿度 85%未満 |
保護等級 | IP40 |
電源 | DC 24V |
消費電力 | 40W |
付属品 | センサ側コネクタ付ケーブル700mm |
用途
ガス窒化・軟窒化の付帯熱処理の炉雰囲気の酸素濃度を計測。
※スタンゲ社製品の東アジア、東南アジア、オセアニア地域に於ける販売並びにサポートを提供します。