NHT 窒化硬化層深さシミュレーション
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概要
NHT ソフトウェアモジュールは、単独あるいはStange
社窒化制御装置にLAN 接続したウィンドウズパソコンにインストールして、入力する鋼種、窒化温度と目標実
用窒化層深さから、必要な窒化時間を推定し、実用窒化層深さ-窒化時間のグラフの上に表示します。さらに、NHT ソフトウェアには、また化合物層厚さおよび化合物層硬さの大まかな傾向も表示します。
窒化層深さの予測には、用いる鋼種の選択が必要です。本NHT ソフトウェアには,ベルグアカデミア工業大学スピース教授および協力者が作った、欧州において窒化処理に用いられる鋼種のほとんどを網羅するデータベースを搭載しています。
得られたデータを考察しながら、鋼種、窒化温度、窒化時間、また付随して窒化ポテンシャルなどの制御目標値を変化させて、それらの最適な値を見いだすことができるようになります。また、処理中のワークが不測トラブルで停止した際にも処理を復旧するときに便利です。
NHT ソフトウェアモジュールは、使用者は自由にプロセスの最適化作業が可能になります。また、確定した窒化時間は、Stange 社制御装置に接続・送信することで、同制御装置へ確実に設定値を伝達します。
NHT シミュレーションと同ソフトウェアモジュールと姉妹ソフトの化合物組織シミュレーションソフトNKZ モジュールを使用することで、窒化層組織の再現性、予測性、窒化硬化深さと窒化温度・時間など窒化プロセス全体の最適化が可能となり、窒化ポテンシャル制御がもつ数多くのメリットを最大限に引きだすことができます。
特徴
- 温度をパラメータにした窒化時間の計算
- 時間経過と実用窒化層深さの推移をグラフ表示
- 予想される化合物層厚さと表面硬さの傾向を表示
主な仕様
【入力/設定】
- 選択できる窒化鋼の種類
窒化処理に使われるほとんどの主要な鋼種がデータベース化されていて、その中の一つを選択します。
- 窒化処理の目標値
温度(Temnperature)、実用窒化層深さ(NHT mm)および窒化ポテンシャル(Kn)
【操作の流れ】
- 全ての入力/設定値の入力
注意:選択した熱処理の方法に依存して、入力あるいは設定するべき値が変わります。入力しないでよい値は、文字色が半透明になります。
- 計算ボタンを押す
あらたに入れた設定値/入力値で再計算されます。
【シミュレーションの結果】
- シミュレーション項目
実用窒化層深さ(Nitriding Depth mm)、化合物層厚さ(Compound Layer %)および 表面硬さ(Case hardness %)
- グラフィック形式
実用窒化層深さ(Nitriding Depth mm)、窒化時間(Nitriding timeh)および 動作点(赤色マーカーとカーソル)
オフラインモード | オンラインモード |
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